<ゾンビーノ> 

2006年 カナダ 92分
原題 Fido
監督 アンドリュー・カリー
原案 デニス・ヒートン
脚本 アンドリュー・カリー  ロバート・チョミアック  デニス・ヒートン
撮影 ジャン・キーサー
特殊メイク トッド・マスターズ
音楽 ドン・マクドナルド
出演 キャリー=アン・モス  ビリー・コノリー  ディラン・ベイカー
   クサン・レイ  ティム・ブレイク・ネルソン  ヘンリー・ツァーニー

かつて宇宙からの放射能により死体がすべてゾンビになってしまったため、ゾンビが大量発生して人間を襲い、地球規模のゾンビ戦争が繰り広げられましたが、ゾムコン社の研究によりゾンビの脳を破壊することでゾンビを退治できることが分かり、人類は勝利しました。 その後、ゾンビを従順にする首輪が開発され、死んでからもゾンビとして人類に貢献できるようになったのです。 そしてゾンビ戦争後は、ゾンビと人間の共存する世界では、ゾンビに首輪をつけてペットにする家庭が一般的になっているのでした。 
平和な田舎町ウィラードに住む少年ティミー(クサン・レイ)の家でも、父のビル(ディラン・ベイカー)は反対したものの、母へレン(キャリー=アン・モス)は、お隣にティミーのクラスメイトになったシンディのお父さんで、ゾムコン社の警備主任のミスター・ボトムズ(ヘンリー・ツァーニー)が引っ越してきたことをきっかけに、ゾンビをペットにするのでした。 
ティミーはゾンビがペットというのをうざったく思っていたのですが、苛められているところをペットのゾンビに助けられてからは、そのペットのゾンビをファイド(ビリー・コノリー)と名付け可愛がり、無二の親友になっていくのでした。 
ヘレンもファイドに恋心を抱くようになるのですが、以前ファイドがご近所の口煩い老婆に殴られ、首輪を壊されたため凶暴になって老婆に噛み付いてしまい、ティミーが懸命に隠していたのですが、その事件が明るみに出てしまい、ファイドはゾムコン社に連れ去られてしまうのでした。 
ティミーは隣人で元ゾムコン社社員だったのに、美女のゾンビ、タミーと愛し合ったため解雇されたミスター・シアポリス(ティム・ブレイク・ネルソン)に協力してもらい、ファイドを取り戻しに行きます。 
警備主任のミスター・ボトムズがティミーを見つけ、ゾンビ・ゾーン(野生ゾンビが暮らしている場所で、ゾムコン社の裏手にある第三世界)にティミーを押し込んだのですが、両親とファイドによってティミーは助けられ、ミスター・シアポリスが逃走を助けてくれるのでした。
ティミーの父ビルはミスター・ボトムズに殺されてしまったので、ファイドはミスター・ボトムズに噛み付いてゾンビにしてしまいました。 ビルのお葬式の後、ヘレンはティミーの弟を出産し、ファイドと新たな生活を。 シンディは父のゾンビをペットにして可愛がるのでした。

一見、<パパは何でも知っている>や<うちのママは世界一>といった50年代のアメリカTVドラマのような、古きよき時代を感じさせるのにゾンビが登場するという、あんまり怖くなくて、ブラック・ファンタジーのような不思議な感覚のドラマでした。 ゾンビをペットにするのって<ショーン・オブ・ザ・デッド>のラストで親友をペットにするのを思い出し、そちらも面白かったな~と思い出しました。 
ティミーの父ビルはゾンビになった自分の父親に食べられそうになったというトラウマがあったり、貧乏閑なしで息子と遊んであげる時間もないのに、良い父親になろうと息子の分までお葬式のローンを組もうとしています。 完全に頭を切り離さないと完全に死ねない(放射能によりゾンビになってしまう)のでお葬式はお金が掛かるらしいのです。 それなのに、息子も妻もゾンビの方が好きになってしまうのですから、ペットのワンちゃんやネコちゃんの方が愛されている何処かの国の家庭のようで可哀想でした。 
C A 

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