<ドレスデン、運命の日> 

2006年 ドイツ 151分
原題 Dresden
監督 ローランド・ズゾ・リヒター
脚本 シュテファン・コルディッツ
撮影 ホリー・フィンク
音楽 ハラルド・クローサー  トーマス・ワンカー
出演 フェリシタス・ヴォール  ジョン・ライト  ベンヤミン・サドラー
   ハイナー・ラウターバッハ  カタリーナ・マイネッケ  マリー・ボイマー

第二次世界大戦の末期の1945年1月、美しい街並みのドレスデンにも戦火が迫っていました。 父が経営する病院で看護師として働いているアンナ(フェリシタス・ヴォール)は次々と運ばれてくる患者を看病し、恋人で外科医のアレクサンダー(ベンヤミン・サドラー)と共に献身的に働いていました。 ある日病院の地下室に隠れていた兵士ロバート(ジョン・ライト)を見つけ脱走兵だと思って、食料を与えたり怪我の手当てをしてあげるのでした。 その後ロバートが敵のイギリス兵だと知るのですが、婚約者との結婚が間近だというのに、次第にロバートに心惹かれていき、心は千路に乱れていくのでした。 そして2月連合軍の無差別空爆により、ドレスデンの街は一夜にして廃墟と化してしまいます。

ドレスデンの空襲について何の知識も無く見たので、こんなことがあったのかと勉強になりました。 
婚約者がいながら敵国の負傷兵に恋するだなんてどうしてそんなことになってしまったのか観ていて良く解りませんでしたし、アレクサンダーが魅力的なので何故ずるがしこい感じのするロバートに惹かれたのかと疑問に思ってしまいます。 
お父さんがモルヒネをヒトラーに横流ししているのを知っても、黙って協力したアレクサンダーに腹を立ててロバートに傾いていったようですが、これはアンナを愛しているからこそのことと気の毒に思ってしまいました。 
変な三角関係の恋愛ドラマを中心にしないで、もっと運命の日の悲劇を中心に骨太な感じに描いて欲しかったです。 そうすると全然違ったものになるでしょうが、焦点を絞った方がより感動できたのではと思ってしまいました。 
アンナの家族やユダヤ人の夫と暮らす友人の物語も心に響きますが、見所は最後のかなり長い時間を割いた空爆の中を彷徨うシーンです。 <トンネル>を思わせるような地下壕での数々のエピソードは鮮烈でした。
60年後、2005年の聖母教会の再建というのは、ドレスデンの人々にとって街の復興と自信を取り戻す大変な出来事だったらしく、教会の姿も感慨深く映し出されていました。
B B

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