<スコルピオ> 

1973年 アメリカ 114分
原題 Scorpio
監督 マイケル・ウィナー
脚本 デヴィッド・W・リンテルズ  ジェラルド・ウィルソン
撮影 ロバート・ペインター
音楽 ジェリー・フィールディング
出演 バート・ランカスター  アラン・ドロン  ポール・スコフィールド
   ジョン・コリコス  J・D・キャノン  ゲイル・ハニカット

東西冷戦時代、CIA諜報部員クロス(バート・ランカスター)は、長年の相棒で殺し屋のローリエことスコルピオ(アラン・ドロン)と、中近東某国の首相を暗殺し、アメリカに帰国。 実はスコルピオはこの任務に乗じ、ソ連にCIAの極秘秘密を流している二重スパイ、クロスの暗殺を命じられていたのでした。 しかしクロスに友情を感じていたスコルピオはクロス暗殺を実行することが出来なかったことをCIAのフィルチョック(J・D・キャノン)に強く責められるのでした。 クロスはそんなCIAの動きを察知し、妻のサラ(ジョアン・リンヴィル)と別行動をし逃亡をはじめます。 スコルピオは恋人のスーザン(ゲイル・ハニカット)としあわせなひとときを過ごしている所に突然CIAに踏み込まれ、全く身に覚えの無い麻薬の不法所持で逮捕され、CIAと取引してクロス暗殺を請け負わざるを得なくなるのでした。 

バート・ランカスターとアラン・ドロンの豪華な共演が魅力の作品ですが、国家組織に利用され棄てられる非情さが重苦しくやるせなさを感じさせるので、そういった作品が好きな人にはよいでしょうが、わたしは楽しくはなれませんでした。 
主演の二人はなかなか色っぽかったですし、スリリングではありましたが、雰囲気を楽しませるだけで、人間をきちんと描けていないので、友情や愛情、戸惑いなどをあまり感じることが出来ませんでした。 クロスは妻を殺されてしまうし、スコルピオの恋人はクロスの手先だったなんてホントに大変なことなのに全然感情が伝わってこないのですから、観ていて置いてけぼりにされた気分になります。 最後は全員殺されてしまうのですから溜息しか残りませんでした。
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この記事へのコメント

トム(Tom5k)
2008年11月22日 23:51
みのりさん、こんばんは。
わあ、きびしい評価ですね。でも、おっしゃっているとおりかもしれませんね。
アクション映画を軸にしようとし過ぎたのかな?主張の強い社会派の部分も強いから、ちょっと、中途半端だったかもね。
同じCIA批判の作品では、ロバート・レッドフォードとフェイ・ダナウェイが出演している「コンドル」も非情な映画でしたよ。
みのりさんには合わないかな?
わたしは、こういった硬いテーマの作品は嫌いではないので、よく観てしまうんですが、救われないラストが多いかもしれません。
そうだっ!チャールズ・ブロンソンがKGBで、リー・レミックがCIAの「テレフォン」はご覧になっていますか?
面白くて、ハッピーエンドでしたよ。
では、またね。
みのり
2008年11月23日 15:28
「コンドル」は未見ですが、非情なというのは好みではないものの、ロバート・レッドフォードとフェイ・ダナウェイが出演しているというのは魅力的ですね。 「テレフォン」は最後はハッピーエンドだけど、それまでにずいぶん利用されて殺される人が多過ぎるので楽しくはなれませんでした。 でもマインドコントロールされるのって、この映画で初めて知ったので、初見の時は本当に怖かったです。

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