<緑の光線> 

1986年 フランス 95分
原題 Le Rayon Vert
監督 エリック・ロメール
製作 マルガレート・メネゴス
脚本 エリック・ロメール
撮影 ソフィー・マンティニュー
音楽 ジャン=ルイ・ヴァレロ
出演 マリー・リヴィエール  ロゼット  ベアトリス・ロマン
   リサ・エレディア  ヴァンサン・ゴーティエ

パリに住み、秘書の仕事をしているデルフィーヌ(マリー・リヴィエール)は、今度のヴァカンスに友人とギリシャへ行く約束をして楽しみにしていましたが、その友だちから行けなくなったと連絡が入ります。 急なキャンセルにガッカリし、二週間先のヴァカンスをどう過ごそうかと悩んでいるとフランソワーズ(ロゼット)が、彼と共に親戚と出かけるシェルブールに、一緒に来ないかと誘ってくれるのでした。 行っては見たものの何もすることなく退屈で一人ぼっちを味わい、またパリに戻ってきて、今度は山へ出かけますが、心は晴れず、またパリに戻って来て、久しぶりに出会った友人の勧めで、ビアリッツの海辺へ出かけるのでした。 そこで中年の女性たちがジュール・ヴェルヌの小説に書かれた“緑の光線”の話しているのを耳にします。 お天気が良く遠くまで見える日に、日没の太陽が沈む瞬間に屈折によって沈む瞬間に放つ緑の光線を見ると、幸せになれるといわれていて、人の心が解るようになるのだというのを聞いて、その光を恋人と見たいと思うようになるのでした。 デルフィーヌは、そこで出会ったスウェーデン人の女性と会話し、二人の青年とも出会いますが、会話の途中で突然走り去り、家に帰ろうと決意します。 翌日駅で本を読んでいると、家具師の見習いをしているという一人の青年と知り合い、初めて心に安らぎを感じるのでした。 彼女はその青年がこれから行くという海辺に一緒に行きたいと言い、青年と海辺を散歩するのでした。 夕方になって太陽が沈む時、二人は美しい緑の光線を見るのでした。

“喜劇と格言劇”シリーズの第五作。 はじめてこの映画を観た時には主人公の女性の恋に憧れる気持ちも解るような気がして楽しかったのですが、自分が年をとってしまったせいなのかもしれないですが今回はちょっと疲れました。 感受性が強いのでしょうが、メソメソメソメソして優柔不断な割には我儘で自己主張が強く、人への優しさに欠ける主人公にはイライラさせられてしまいました。 でも風景の美しさや登場人物たちの何気ないファッションがステキだったし、何といっても最後の緑の光線は感動ものでした。 二週間もお休みが取れるなんて最高だし、あちこち旅行できたのだから、客観的に見ると羨ましい限りです。
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この記事へのコメント

tombo
2008年09月29日 19:30
デルフィーヌが駅で青年と知り合うきっかけになったのが彼女が読んでいたドフトエフスキーの「白痴」というのも時代を感じさせて面白いですね。
みのり
2008年10月01日 17:56
“時代を感じた” そういわれてみればそんな気がします。 子供の頃、ロシア文学やロシア映画ってステキって思っていました。 ドストエフスキーもそうだけど、トルストイやプーシキンを読むの流行ってましたね。 

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    Excerpt: ☆☆☆☆(8点/10点満点中) 1986年フランス映画 監督エリック・ロメール ネタバレあり Weblog: プロフェッサー・オカピーの部屋[別館] racked: 2008-09-27 13:59