<出口のない海> 

2006年 日本 122分
監督 佐々部清
原作 横山秀夫「出口のない海」
脚本 山田洋次  冨川元文
撮影 柳島克己
音楽 加羽沢美濃
出演 市川海老蔵  伊勢谷友介  上野樹里  塩谷瞬
   柏原収史  香川照之  尾高杏奈  古手川祐子  三浦友和

第二次世界大戦末期の1945年、日本海軍の最終兵器といわれる人間魚雷“回天”に乗り組むことを志願した若者の一人、並木浩二(市川海老蔵)が家族や恋人、友人との思い出、訓練風景を回想しながら、艦内で出撃命令を待つ間姿を中心に、同じ潜水艦に乗り、時を待つ若者四人と乗組員のようすを綴っています。 
敵艦の攻撃を避けながら海中深くを静かに進み敵艦へ自爆攻撃を仕掛けようとする極秘任務。 並木は甲子園の優勝投手で明治大学に進学したものの肩を故障してしまいエースの座を追われてしまいます。 それでも野球が大好きで新しい球種を考案したりと情熱は衰えていません。 しかし何故か日本の将来を憂い、海軍の“回天”に志願するのでした。

出口のない海というので、人間魚雷について描いたのかもと思って観賞しました。 その通りではありましたが、漠然としていて何を描きたかったのかよくわからない映画でした。 回天に志願するに至る経緯とかが希薄ですし、登場人物に体温を感じることが出来ませんでした。 戦争に負ける負けるってそんなこと思っていても言えない時代の筈なのにとか、軍隊が存在しないかのように感じてしまったのも問題です。 当時の人々には、もっと重圧とか切羽詰まった感じや悲壮感があったはずと思うのです。 綺麗に描き過ぎていたので、感情が伝わってきませんでした。
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この記事へのコメント

2008年08月24日 16:36
絶賛はしていないですが、「綺麗すぎる」という部分では全く逆の評価になっているのに、TBしてしまいました。すみません。

僕は「綺麗に描いたこと」に本作の価値があると思っております。
一つは戦争の醜い部分は他の映画に任せれば良いと思うこと。

もう一つは、「学校IV」で学校を舞台にせずに学校を描いた山田洋次が脚本に加わっているせいか、鑑賞者が戦争の嫌なものであるということをある程度知っていることを前提に、敢えて醜い部分を取り扱わずに戦争の醜さを描き出したと思われること。

そして、幕切れでは平和への思いを込めたボールを我々観客に投げていると思うわけです。
みのり
2008年08月25日 11:00
オカピーさんのような考え方も面白いですね。 わたしも山田洋次監督の“学校”シリーズ大好きです。 四作目は15歳の不登校の少年が屋久島に縄文杉を見に行くのでしたっけ? よく覚えてないんだけど、いろいろな人との出会いで~という感じで、いい作品だったように思います。

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