<エンパイア・オブ・ザ・ウルフ> 

2005年 フランス 128分
原題 L' Empire des Loups
監督 クリス・ナオン
原作 ジャン=クリストフ・グランジェ「狼の帝国」
脚本 ジャン=クリストフ・グランジェ  クリス・ナオン  クリスチャン・クラヴィエ
   フランク・オリヴィエ
撮影 ミシェル・アブラモヴィッチ
音楽 ダン・レヴィ  サミュエル・ナルボニ  ルカ・ドゥ・メディチ
出演 ジャン・レノ  アーリー・ジョヴァー  ジョスラン・キヴラン  ラウラ・モランテ  

パリに住む高級官僚の妻アンナ・エイムス(アーリー・ジョヴァー)は、夫ローラン(フィリップ・バス)の顔さえ思い出せない記憶喪失になり、夫に生検を受けるようにと勧められるのですが、本当に自分の夫なのだろうかと不安になって、電話帳で見つけた精神科医のマチルド・ウラノ(ラウラ・モランテ)のところを訪ね、診療を受けます。 

その頃、トルコ人の移民が多く住むパリの10区で、連続猟奇殺人事件が起きていました。 三人目の犠牲者が出たこの事件は難航し、お宮入りになるところでしたが、刑事局のネルトー主任(ジョスラン・キヴラン)は、トルコ人街の裏社会に詳しいシフェール(ジャン・レノ)に協力を要請するのでした。 
犠牲となった女性はいずれも不法滞在と見られるトルコ人女性で、身元が判明できないほどに切り刻まれ拷問の後が見受けられましたが、三人目の犠牲者の検視に立ち会ったシフェールは、これがファラカというトルコの拷問の方法に似ていると気付くのでした。 イスケレというトルコからの密入国者を扱う人身売買や金で人を殺す組織が関わっていると、その組織のボスを訪ね、被害者の身元を調べだすため、資料を求めます。 ボスを拷問して入手した資料を改めてみると、殺された三人の女性の特徴が非常によく似ていることに気が付くのでした。 そして調べていくうちに、彼女たちは人違いで殺されたのだと判明し、二人は遡って、三ヶ月前に治安部隊が連行した女性について調べ、灰色の狼という秘密組織に関連していることが解るのでした。

一方アンナは、自分の顔に整形手術の痕を見つけ、夫から逃げようとすると、殺されそうになります。 マチルドのところに逃げ込み、自分の過去を取り戻したいと懇願するのでした。 マチルドの友人の医者によって検査をしてもらったアンナは、記憶を消されたことを知り、消した医者に記憶を戻してもらうと、自分がヘロインの密売に関わっていたこと、組織から逃げ出すために自ら整形手術を望んだことを思い出します。 
そして二つの事柄が結びついた時、巨大な秘密結社の存在が暴かれるのでした。

原作が「クリムゾン・リバー」のジャン=クリストフ・グランジェなので、ストーリーが入り組んでいて序盤はミステリアスで、とても惹き付けられました。 シフェールの存在も最後まで謎に包まれていて、灰色の狼の一員かのように描いたりもしていましたが、最後に種明かしをされると、アッそ~としか思えなくて、それまでの緊張感は何だったのだろうと思ってしまいます。 アンナだって高級官僚の妻である必要はなかったのだし、全体の繋がりがイマイチで、散漫な感じがしました。
C C 

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