<パッチギ!LOVE & PEACE> 

2007年 日本 127分
監督 井筒和幸
脚本 井筒和幸  羽原大介
撮影 山本英夫
音楽 加藤和彦
出演 井坂俊哉  中村ゆり  藤井隆  西島秀俊
   風間杜夫  手塚理美  馬渕晴子  今井悠貴

1968年の京都を舞台に、苦難を乗り越え力強く生き抜く、在日朝鮮人兄妹の青春を綴った<パッチギ!>の続編です。 
1974年の東京、高校生だったリ・アンソン(井坂俊哉)は成長し、息子チャンス(今井悠貴)の病気治療のため一家を引き連れて東京に引っ越してきました。 アンソンは駅で因縁の相手近藤とばったり出会い、大喧嘩をしているところを国鉄職員の佐藤政之(藤井隆)に助けられます。 その後意気投合したアンソンと佐藤は、家族ぐるみで親しく付き合うようになるのでした。 アンソンの妹キョンジャ(中村ゆり)は、別の世界で生きてみたいのと、チャンスの治療費を稼ぎたいことで、芸能プロにスカウトされたのをきっかけに、在日ということを隠して芸能界に入ります。 キョンジャは次第に人気タレントとなり、大作映画「太平洋のサムライ」で主役の相手役に抜擢され、完成試写会で舞台挨拶に立つこととなるのですが…。 
この映画の撮影と、アンソンの父たちの戦時中のことをダブらせるように描き、親子三代に亘る在日の苦しみを、涙と笑いを織り交ぜて描いています。 

アンソンの家族の強い絆や周りに対する人情の豊かさは、現代の日本人の失ってしまったものかもしれないなどと感じてしまいました。 そういえば5・60年前は、何かというと親戚が集まっていろいろな話をしたし、自分より年上の人のことはいつも敬っていましたし、年下の子の面倒はみんなで見るのが当然でした。 近所のオジサンやオバサンにもいろいろ小言を言われたり躾けられたりしましたが、可愛がってももらえたし、とても懐かしいです。 この映画にはそういう雰囲気があってちょっと羨ましく思いました。 
だけどパッチギって、どうも頭突きのことらしい?のです。 気持ちが真っ直ぐなだけにキレるとすぐにケンカになって、そのケンカたるや尋常ではありません。 このケンカ場面がない時には、すごく楽しいのですが、ケンカ場面になると退いてしまいました。 ケンカがないとパッチギにならないのかもしれないのですが、こんなに激しく慟哭するのって、別の方法で表せたら凄く良いものが出来そうなのにと…。 
また、キョンジャは自分が出演する特攻隊の映画と父の体験した戦争とをダブらせることによって、在日としての誇りを見つけたというように描かれてはいましたが、キョンジャの舞台挨拶はどうも理解できませんでした。 その後の皆で北朝鮮に帰ろうと言うセリフも、韓国だったら魅力的と思いますが、彼らの先祖は北朝鮮だからな~。 でも南北を統一するためなのだから北に帰るのもアリ?
C B

<パッチギ!>

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

タラララ
2008年02月05日 23:02
1作目がメチャクチャ気に入ったので、続編を見るかどうか迷っています。
取りあえず記事の内容は読まずに、評価だけ確認させてもらいました (^^;;
やっぱり微妙な出来のようですね。
う~ん、レンタルするべきか、このまま続編を見ずに置くべきか悩みますねぇ。
まるで、ハムレットの心境です (+_+)
みのり
2008年02月05日 23:52
微妙というか全然違う観点から描かれているのです。 主人公兄妹も前作とは違う人が演じてますので、雰囲気はかなり違います。 ていうか、前作の兄妹役の人だと、この映画の兄妹の感じが出ないかもしれません。 役に合わせて代えたのかも、なんてことはないでしょうけど…。 笑わせて泣かせるという井筒監督らしさは良く出てましたよ。 
kimion20002000
2008年02月12日 23:09
tbありがとう。
前作から今作の時代背景では、まだ「帰国運動」が、美化されていた部分が多いと思います。当時の朝日新聞の論調なんかでも、批判的視座はほとんど見えないですね。
みのり
2008年02月13日 10:08
kimion20002000さん、当時の状況を考えると、現在とは立場が違うのだから、私の感想変だったですね。 何となく思っていることを書いてしまいました。 

この記事へのトラックバック

  • 映画「パッチギ!LOVE&PEACE」

    Excerpt: LOVE&PEACEになっても、結局始まりは暴力シーンなんだよねぇ・・アリランもいいけど、前作での"イムジン河"がとっても良かっただけに熱唱なくて残念・・ 舞台は.. Weblog: 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~ racked: 2008-02-06 01:59
  • パッチギ! LOVE & PEACE

    Excerpt: 前作ほどのインパクトはなくても, 確かな家族愛は,気持ち良い後味を残す。 Weblog: Akira's VOICE racked: 2008-02-06 10:28
  • パッチギ! LOVE & PEACE

    Excerpt: 前作ほどのインパクトはなくても, 確かな家族愛は,気持ち良い後味を残す。 Weblog: Akira's VOICE racked: 2008-02-06 10:29
  • 『パッチギ! LOVE & PEACE』 ('07初鑑賞58・劇場)

    Excerpt: ☆☆☆★- (5段階評価で 3.5) 5月19日(土) 109シネマズHAT神戸シアター10にて 16:10の回を鑑賞。 前作は まさに傑作でしたが、今作の出来栄えや.. Weblog: みはいる・BのB racked: 2008-02-07 01:03
  • パッチギ!2 07198

    Excerpt: パッチギ! LOVE&PEACE 2007年   井筒和幸 監督井坂俊哉 西島秀俊 中村ゆり 藤井隆 風間杜夫 今井悠貴 最後の「あのすばらしい愛をもう一度」、チャンスくん、めっちゃよかっ.. Weblog: 猫姫じゃ racked: 2008-02-07 03:45
  • パッチギ! LOVE&PEACE

    Excerpt: 製作年度 2007年 製作国 日本 上映時間 127分 監督 井筒和幸 原作 - 脚本 羽原大介 、井筒和幸 音楽 加藤和彦 出演 井坂俊哉 、中村ゆり 、西島秀俊.. Weblog: タクシードライバー耕作の映画鑑賞日誌 racked: 2008-02-10 02:43
  • mini review 07261「パッチギ! LOVE&PEACE」★★☆☆☆☆☆☆☆☆

    Excerpt: 大ヒット作『パッチギ!』のキャストを一新し、さらにパワーアップした、涙と笑いの感動作第二弾。今回は舞台を京都から東京に移し、三世代に渡り受け継がれる壮大な家族史と命の輝きを描く。2200人を超えるオー.. Weblog: サーカスな日々 racked: 2008-02-12 23:05
  • 映画評「パッチギ! LOVE&PEACE」

    Excerpt: ☆☆★(5点/10点満点中) 2007年日本映画 監督・井筒和幸 ネタバレあり Weblog: プロフェッサー・オカピーの部屋[別館] racked: 2008-02-23 18:34