<クンドゥン> 

1997年 アメリカ 135分
原題 Kundun
監督 マーティン・スコセッシ
脚本 メリッサ・マシソン
撮影 ロジャー・ディーキンス
音楽 フィリップ・グラス
美術 ダンテ・フェレッティ
出演 テンジン・トゥタブ・ツァロン  ギュルメ・テトン  トゥルク・ジャムヤン・クンガ・テンジン
   テンジン・イェシェ・パチュン  テンチョー・ギャルポ  ツェワン・ミギュル・カンサル

ダライ・ラマ13世の生まれ変わりとして発見され、教育されダライ・ラマ14世として生きることになり、チベットを脱出してインドへ亡命するまでのダライ・ラマ14世の22年間の半生を、歴史的事実と共に綴っています。
1937年、4年前に逝去したダライ・ラマ13世の生まれ変わりを求め、チベットのタクツェルを訪れた高僧が、ごく普通の家庭で育っているハモを発見し、観音菩薩の生まれ変わりクンドゥンだと確信するのでした。 その2年後、ハモは家族から引き離され、首都ラサにあるポタラ宮殿に連れて行かれ、ダライ・ラマとして生きるための教育を高僧たちから施されるのでした。 そんな中で初代菩薩の誕生に付いて講義した摂政レディングは僧たちからの反感を持たれ退任し、タクラが摂政となりますが、ある日レティングがタクラの暗殺を企てたとして逮捕されるのでした。
そして毛沢東の共産党支配の中華人民共和国が、世界各国に対しチベットは自分たちの国の領土の一部だと主張し、チベットに対して要求を突きつけてくるのでした。 1950年、戴冠式をし政治を司るようになったダライ・ラマ14世は、中国の要求を拒否し、非暴力を主張し、政府をインド国境にあるドンカル僧院に移すことで国民を守ろうとするのでした。 しかし中国側の解放軍将軍はチベット側に度重なる慇懃無礼な訪問をし、国連もチベットの独立を認めないため、1954年、ダライ・ラマは北京で毛沢東と会見するのでした。 帰国後、解放軍による爆撃や殺戮を目の当たりにしたダライ・ラマはインドへの亡命を決意するのでした。
    
高僧たちの“私は虫けらです”もそうですが、毛沢東の“宗教は人民の麻薬”とはよく言ったものだと思います。 
先代の使っていた品とそうではない物とを見せて、前世の記憶を試したり、仕草が似ているなどで生まれ変わりと認められるというのも不思議な感じでした。 
<セブン・イヤーズ・イン・チベット>を観た時にも感じたのですが、先代とは何の血の繋がりや面識のない次のダライ・ラマの選び方や、教育によってダライ・ラマを育てていくやり方というのは、よくも間違いなく素晴らしい生まれ変わりにしてしまうものだと興味深かったです。 
チベットの守り本尊、観音菩薩の化身であるダライ・ラマが、インド北部のダラムサラのチベット亡命政府ではなく、きちんと自国に戻って統治できると良いな~と、心から応援したい気持ちにさせられました。
音楽、映像が美しくて荘厳な気持ちにさせられました。
C C

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