<ブラックブック> 

2006年 オランダ・ドイツ・イギリス・ベルギー 146分 
原題 Zwartboek
監督 ポール・ヴァーホーヴェン
原案 ジェラルド・ソエトマン
脚本 ポール・ヴァーホーヴェン  ジェラルド・ソエトマン
撮影 カール・ウォルター・リンデンローブ
音楽 アン・ダドリー
出演 カリス・ファン・ハウテン  セバスチャン・コッホ  ハンス・アッカーマン:トム・ホフマン
   デレク・デ・リント  ワルデマー・コブス  ハリナ・ライン  ドルフ・デ・ヴリーズ

1944年のオランダ。 ユダヤ人の元歌手ラヘル・シュタイン(カリス・ファン・ハウテン)は、ナチスの弾圧から逃れるため、レジスタンスだという男ファン・ハイン(ピーター・ブロック)の手引きで、両親や弟と船で南へ逃げようとしますが、船に乗っていた人たちは全員射殺され、金品を奪われるのでした。 川に飛び込んで危ういところを農民に助けられたラヘルは、名前をエリスと変え、ヘルベン・カイパース(デレク・デ・リント)の運営するレジスタンス・グループの仲間に入ります。 ユダヤ人であることを隠すため、髪を金髪に染めてスパイとしてドイツ諜報部のルドウィグ・ムンツェ大尉(セバスチャン・コッホ)に接近し、愛人になり復讐の機会を探るのですが…。 

戦争映画の特集で見たので、戦争映画なのだと思っていたのですが、これは戦争が背景ではありますが、スリルを楽しむ純然たるサスペンス映画でした。 結構長いのにストーリーの展開(誰が裏切っているのかなどが)が二転三転するし、登場人物はそれぞれに魅力的だし、主演女優が体を張って観客サービスしているので、最後まで飽きることなくあっという間に終わってしまいます。 でも軽い仕上がりなので、主人公の女性の怒りや哀しみ、苦しみなどはサラッとし過ぎていて本質には触れられていない気がします。 ムンツェ大尉もユダヤ人だと最初から知っていたのに何故エリスを受け入れ庇ったのかの心の動きがイマイチ描かれていないのですが、そういうところがかえって観客を堅苦しくさせず、見易かったのかもしれません。 それと最初に1956年のイスラエルが描かれているので、主人公が殺されないと分かっているので安心して見ることが出来ました。 ルドウィグ・ムンツェ大尉を演じたセバスチャン・コッホさん、ステキでした。 
C A

この記事へのコメント

タラララ
2008年02月13日 13:15
主人公の回想で映画が始まるので、彼女が死なないことは解っているのに最後まで退屈しませんでした。
これって、良くできたサスペンスと言えるのではないでしょうか。
昨年見た新作映画の個人的ベストで2位にした映画です (^^)
miyu
2008年02月13日 22:28
そうですね~。
エンターテイメント性が強かったし、印象に残りますけど、
社会性も感じられる作品だったと思います。
みのり
2008年02月13日 22:33
タラララさん、私もこの映画大好きです。 スリルがあって楽しかったですね。 でも主人公の女性、運が良すぎると思いませんか?
みのり
2008年02月13日 22:36
miyuさん、最後まで楽しませてくれましたね。 女性二人の逞しい生き方も面白かったです。
タラララ
2008年02月14日 14:10
そうですね、確かに運が良すぎるかも。
でも、ああいう時代を生き抜くには“運”は必要なものだと思います。
オランダだけに、“運が(運河)大切”…。
ナンチャッテ (^^;;
みのり
2008年02月15日 10:07
>“運が(運河)大切”…。
運も寿命の内なんですね。 今の世では、病気や事故に遭った時のお医者さんや救命士も、寿命の内なのかな~。
nyanco
2008年02月16日 20:01
こんばんは♪
TBとコメントありがとうございました!
本当に戦争映画とは思えないほど、アクション・サスペンスの素晴らしい娯楽映画でした。
上映時間は長いにもかかわらず、見応えがあって面白かったです。
セバスチャン・コッホは魅力があって、素敵な俳優さんでしたね。
みのり
2008年02月18日 08:54
この映画を観て、セバスチャン・コッホのファンになってしまいました。

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