<王の男> 

2005年 韓国 128分
原題 The King and the Clown
監督 イ・ジュンイク
原作 キム・テウン
脚本 チェ・ソクファン
撮影 チ・ギルン
音楽 イ・ビョンウ
出演 カム・ウソン  イ・ジュンギ  チョン・ジニョン  カン・ソンヨン
   チャン・ハンソン  ユ・ヘジン  チョン・ソギョン  イ・スンフン

16世紀初頭、旅一座の看板スターのチャンセン(カム・ウソン)と女形のコンギル(イ・ジュンギ)は、とあることで一座の者たちと諍いを起こし、二人で芸を磨いて国一番の芸人になろうと一座を飛び出し、漢陽の都にやって来るのでした。 その地で王ヨンサングン(チョン・ジニョン)の悪評を耳にした二人は、王を茶化した芸を民衆に披露し、役人に捕まるのですが、チャンセンは王の前で芸を披露したいと言い出すのでした。 重臣のチョソン大臣(チャン・ハンソン)は王が笑わなければ死刑だというのですが、チャンセンたちは王に気に入られ、豪華なご馳走と清潔で美しい部屋を与えられるのでした。 王は芸人たちを気に入ったものの、重臣たちは彼らを鬱陶しがるので、チャンセンは出て行こうとするのですが、チョソンのアドバイスで今度は重臣たちを風刺した物語を上演することになります。 その芸を見た重臣の一人がビビリ出したので、王に処分されてしまいます。 この辺りから王はコンギルの美しさに惹かれ、コンギルを奥に招くようになり、王に取り入って寵愛を受けていたノクス(カン・ソンヨン)に嫉妬されるのでした。 次に王の母が毒殺された事件を採り上げよというチョソン大臣に従うと、その事件に関係した者たちは殺されてしまうのでした。 これ以上操り人形になりたくないとチャンセンは仲間を連れて出て行きたがるのですが、王の意向でコンギルは貴族の地位を授かり出て行くことを許されないのでした。 

この物語は史上最悪の暴君として韓国で語り継がれている実在の王、燕山君(ヨンサングン)と彼に気に入られてしまった女形とその相棒の姿を描いたものです。 芸人たちの達者な芸と絢爛豪華な宮廷生活が美しくドラマチックに綴られていました。 “王の男”というあまりパッとしない邦題だったため、見るのを躊躇っていましたが、面白い内容なので嬉しかったです。 いかにも芸達者な感じのチャンセン、女性よりも美しいコンギル、芸人たちそれぞれが個性的で魅力があるのと、チョソン大臣の落ち着いた魅力、王のエキセントリックな感じなどステキでした。 チャンセンとコンギルが芸をしている中、臣下によるクーデターが発生し宮中に突入というラストも哀しくてせつなくなります。 この後燕山君の弟でチャングムの仕えた中宗が王になると思うと興味深く感じました。
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この記事へのコメント

kimion20002000
2007年12月07日 22:58
TBありがとう。
この作品やチャングムのおかげで、僕たちは韓国の宮廷文化の一端を知ることが出来るんですね。
みのり
2007年12月08日 16:59
楽しみながらいろいろなことを知ることができるのでラッキーと思ってしまいます。
miyu
2007年12月08日 22:36
そうですね。
邦題がちょっといやらしい感じがし過ぎたせいもありますかね。
もうちょっといい邦題、足を運びやすい邦題だったら
良かったですよね。
みのり
2007年12月10日 09:20
原題の“The King and the Clown”の方が分かり易いですよね。 でもこの作品に登場する芸人チャンセンやコンギルは、こんなような人がいたというだけだと思うので、こんな題名になってしまったのかな~。

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