<戦場のアリア> 

2005年 フランス・ドイツ・イギリス 116分 
原題 Joyeux Noel
監督 クリスチャン・カリオン
脚本 クリスチャン・カリオン
撮影 ワルテル・ヴァンデン・エンデ
音楽 フィリップ・ロンビ
出演 アナ・ソレンセン:ダイアン・クルーガー
   ニコラウス・シュプリンク:ベンノ・フユルマン
   オードベール中尉:ギョーム・カネ
   パーマー司祭:ゲーリー・ルイス
   ホルストマイヤー中尉:ダニエル・ブリュール
   ポンシェル:ダニー・ブーン

第一次世界大戦下に実際に起きた出来事を基に作られたドラマです。
1914年、フランス北部デルソーではわずか数十メートルを隔てて、ドイツ軍とフランス軍とそれを援護するスコットランド軍の塹壕が築かれていました。 
優勢のドイツ軍に対し、フランス軍とスコットランド軍は粘り強く戦い、激しい戦闘をしていました。

クリスマス・イヴのこと、ドイツのテノール歌手ニコラスは、妻のアナと皇太子の御前で歌った後、塹壕に戻るとスコットランド軍のバグパイプによる演奏が聞こえてきたので、それに答えるように歌うとその歌声に合わせてバグパイプの伴奏が帰ってきます。フランス軍から拍手を得たニコラスは、塹壕に置かれたクリスマスツリーを持ち、中間地帯に出て歩きながら歌い始めます。 素晴らしい歌声にバグパイプの伴奏をするパーマー司祭たちスコットランド軍。 

その後、各国の代表者が中間地帯に集まり、クリスマス休戦を約束。 兵士たちは飲み物を持ち寄り入り乱れて友情を深め、住所交換したり戦争が終った後の再会を約束するのでした。
その後も互いの遺体を埋葬しあったり、塹壕を爆破するからこちらに避難する様にとか、互いに気遣いながら体裁を整えるための威嚇を行いますが、このことが上層部に知れ、それぞれに処分を受け、前線に送り込まれるのでした。

始めに、フランス・イギリス・ドイツのそれぞれの国の少年たちが、それぞれに敵国を罵り、倒せと学校の黒板の前でお行儀よく話している場面や、パーマー司祭のところで修復の仕事を手伝っていたジョナサンのところに兄が来て戦争が始まったことを伝え、一緒に入隊を申し込んだよと言いに来た後、ロウソクの火が総て消えるなどの場面があったので、これから何事が起こるのかと緊張感でいっぱいになりました。 でもこのあと戦闘場面もありましたが、それぞれの人間ドラマが中心で、残酷な場面があまりなかったので見易かったです。
国の名のもとに行われる戦争と国境を越えた友情。 ネコをめぐってこの子に付いては自分の方が詳しいとか言いながら可愛がっているドイツ兵やフランス兵の様子、戦場を自由自在に横切っていくこのネコちゃんが“グッド!”でした。

戦地にクリスマスツリーを送るなんてドイツ軍はずいぶん余裕だったのだなと思いますが、アナ・ソレンセンは実在の人物なのかな?と感じました。 これは付け足した人物のように思うのですが、気位が高くて自分勝手。 この人物が登場しない方が現実感があって良かったのにと思いました。 
フランス軍のオードベール中尉の当番兵のポンシェルの死は予想外。 幸運の置時計はどうしてしまったのかと哀しかったです。

この記事へのコメント

miyu
2008年03月14日 23:10
う~ん。確かにアナの存在は浮いてましたね。
まぁ映画的と言えば、映画的でしたかねぇ~。
みのり
2008年03月20日 16:11
神父役のゲイリー・ルイスが、リトル・ダンサーのお父さんだと思って見直してみると、一段とステキに思えてきました。 アナの存在は浮いてましたけど、歌は流石でしたね。

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  • 映画評「戦場のアリア」

    Excerpt: ☆☆☆★(7点/10点満点中) 2005年フランス=ドイツ=イギリス=ベルギー=ルーマニア映画 監督クリスチャン・カリオン ネタバレあり Weblog: プロフェッサー・オカピーの部屋[別館] racked: 2007-07-15 08:36
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    Excerpt:  『その聖なる日、銃声が止んだ 歴史に置き去りにされた、真実の物語。』  4/29公開になったばかりの「戦場のアリア」を観て来ました~♪予告を観てすっごい良さそう(T-T) ウルウル って思って.. Weblog: ☆彡映画鑑賞日記☆彡 racked: 2008-03-11 20:05