<クレールの刺繍> 

2004年 フランス 88分
原題 Brodeuses
監督 エレオノール・フォーシェ
脚本 エレオノール・フォーシェ  ガエル・マセ
撮影 ピエール・コットロー
音楽 マイケル・ガラッソ
出演 クレール:ローラ・ネマルク
   メリキアン夫人:アリアンヌ・アスカリッド
   ギョーム:トマ・ラロップ
   リュシル:マリー・フェリックス
   リュシルの父:ジャッキー・ベロワイエ

17歳の少女クレールは望まない妊娠をしてしまい、家族にも打ち明けることが出来ず、親友のリュシルにだけ告白。 医者からは堕ろすのではなく、匿名出産の道があると薦められるのでした。 
刺繍が大好きなクレールは、次第に大きくなるお腹を気にしてスーパーのレジの仕事を辞め、刺繍職人のメリキアン夫人のアトリエで働かせてもらうようになります。 
メリキアン夫人の息子は、リュシルの兄ギョームと親友で、ギョームとバイクに二人乗りをしていて、事故で息子を亡くしたばかり。
一人息子を事故で失ったばかりで心を閉ざし生きている心地のしていない夫人と、一人で妊娠を悩んでいる少女が、刺繍を通じて心を通わせ、希望と勇気を見つけ出していく物語です。

刺繍をひと針ひと針縫っていく間の二人の会話は、なんということはないのですが、その過程で二人の心が通っていき、互いに希望を見い出し力強くなっていく様子が、とても繊細に綴られていると思いました。 
フランソワ・ルサージュのもとで仕事をしていたと言うメリキアン夫人は、クリスチャン・ラクロワの作品の刺繍を頼まれていましたが、刺繍をするもの同士の、刺繍での会話は羨ましいような感じがしました。
刺繍の美しさに圧倒されましたが、そればかりではなく描いている映像も絵画を見ているような感じで美しく魅力的です。 
クレールの、メリキアン夫人の仕事を見て覚え、自分の下宿に帰って夫人の仕事を真似ながら自分の作品を作っていく様子を見ると、本当に刺繍が好きなんだなと見ていて楽しくなりました。
音楽の入り方は官能的でした。
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  • 映画『クレールの刺繍』

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