<笑の大学> 

2004年 東宝 122分
監督 星護
脚本 三谷幸喜
撮影 高瀬比呂志
音楽 本間勇輔
出演 向坂睦夫:役所広司
   椿一:稲垣吾郎
   警官:高橋昌也
   :小松政夫  石井トミコ  長江英和
  
昭和15年、第二次世界大戦間近の言論統制の厳しい時代が舞台。
あまり笑いを理解しようとしない真面目な警視庁保安課検閲係の向坂睦夫は、目を通す芝居の台本を次々に一部変更や上演不許可の印を押すという堅物。
東京浅草の劇団“笑いの大学”の台本“ジュリオとロミエット”に対しても、上演禁止にしようと難癖をつけるのですが、座付き作家の椿一は、何としても上演許可を得ようと、向坂の難題に答えようとする必死の攻防を描いた検閲室での密室ドラマです。
笑いを描きたい作家と笑いを否定する検閲官。 初日が迫っている芝居を中止に出来ないからと粘り強く何度でも要望にあわせるかのごとく書き直し、より良い作品に仕上げていく椿の才能に感心する向坂、向坂の難題がかえって台本を面白くさせていくことに椿自身気付いていきます。 
台本の書き直しをしていくうちに芽生えていく友情のようなものが楽しく、次第に椿のペースに嵌っていく向坂が愉快でした。 
部屋の外に居る警官役の高橋昌也さんは、セリフが全然ないというのに、しぐさや表情で表すなんともいえない雰囲気がステキでした。
A A


この記事へのコメント

オカピー
2007年07月01日 07:40
TB致しました。
最近どうも評価が真逆になることが多くて迷うことが多いのですが、これは評価的には一致しました。
私が面白いのは、映画と演劇を巡る芸術論としてですが、風刺劇の面白さもありましたね。

最近英国で英国翻案版が上演されたようです。
みのり
2007年07月01日 11:01
そういえば英国版の映像が紹介されていましたね。 日本でも英国版を上演するようなので、時間があったらパートナーと観に行きたいと思っているところです。 でもオカピーさんと違って、言葉が不自由だから無理かな? 日本の舞台版の放送も楽しかったですね。 どちらかというと舞台版の方が好きです。

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