<リバティーン>
2004年 イギリス 115分
原題 The Libertine
監督 ローレンス・ダンモア
原作戯曲 スティーヴン・ジェフリーズ
脚本 スティーヴン・ジェフリーズ
撮影 アレクサンダー・メルマン
音楽 マイケル・ナイマン
出演 ジョン・ウィルモット(ロチェスター伯爵):ジョニー・デップ
エリザベス・バリー:サマンサ・モートン
チャールズ二世:ジョン・マルコヴィッチ
エリザベス・マレット:ロザムンド・パイク
伯爵夫人:フランセスカ・アニス
娼婦:ケリー・ライリー
エセレッジ:トム・ホランダー
オールコック:リチャードコイル
スティーヴン・ジェフリーズの舞台劇の映画化。 17世紀イギリスに実在した放蕩詩人で、二代目ロチェスター伯爵、ジョン・ウィルモットの、お酒と性に溺れ33歳の若さで亡くなるまでの半生を綴っています。
1975年ロチェスターは、国王に王妃の親族のための宴会で、詩を読めと命じられ、社会風刺を孕んだ挑発的で卑猥な詩を読んだため幽閉されます。
3ヵ月後に許され、妻エリザベス・マレットと共にロンドンで過ごす事になったのですが、またもや悪友たちとお酒を飲み卑猥な話をし、芝居小屋に通い、セックス三昧の毎日。
ある日、芝居で観客のブーイングを受ける新顔の女優エリザベス・バリーに才能を感じ、彼女に芝居の指導をしたいと申し入れます。
様々な悪い噂を知るエリザベス・バリーは警戒して受け入れようとしませんが、ジョンの熱意に押されて指導を受けるようになり、次第に愛し合うようになるのでした。
彼女をロンドンを沸かせる大女優へと変身させたジョンは、国王からフランス大使をもてなす大切な歓迎の一つとして、新たな芝居を書き上げるようにと命じられるのですが、またまた挑発的で卑猥な作品を書いてしまい、追放されてしまいます。
天才だと言われながら、奔放な生活から梅毒に罹り、医者を装いイカサマの薬草を売るなどで生活費を稼ぎ、愛人にも娼婦にも捨てられ、顔が崩れ妻のもとに戻り、病床で今までの生き方を後悔し、生涯を潰えるのでした。
ジョン・ウィルモットという人物を全然知らなかったので、そんな詩人がいたのかと、興味深く観賞しました。
この映画では、優しく面倒を見てくれるお気に入りの娼婦がいても、唯一愛したのはエリザベス・バリーという女優。
若い頃に多額の遺産を引き継いだ富豪の娘エリザベス・マレットを誘拐し、略奪結婚したのに、その妻には手紙で愛を囁きながら実際に会うと暴言を吐き意地悪し苦しめる。
才能があるからなのか?卑猥で衝撃的な作品を書いてしまうなど、なんだかよく解らない人のようですが、チャールズ二世のセリフに、「ジョンの父親が自分を守ってくれたからジョンを守る」みたいなことを言っていたことや、最後にジョンが病身を奮い立たせて演説をし、チャールズ二世を窮地から救ったりなどを見ると、この二人の関係もこのジョン・ウィルモットの生き方に影響があったのかもしれないと感じました。 なので、そこをもう少し知りたい(描いて欲しかった)ような気がしました。
それと、最後に自身の生き方を後悔しているように描かれていましたが、これだけ破天荒に生きることができたのだから、後悔などせず天晴れに死んで欲しかったな~と思いました。
観ている途中で<クイルズ>を思い出しましたが、<クイルズ>の方が分かり易かったです。
原題 The Libertine
監督 ローレンス・ダンモア
原作戯曲 スティーヴン・ジェフリーズ
脚本 スティーヴン・ジェフリーズ
撮影 アレクサンダー・メルマン
音楽 マイケル・ナイマン
出演 ジョン・ウィルモット(ロチェスター伯爵):ジョニー・デップ
エリザベス・バリー:サマンサ・モートン
チャールズ二世:ジョン・マルコヴィッチ
エリザベス・マレット:ロザムンド・パイク
伯爵夫人:フランセスカ・アニス
娼婦:ケリー・ライリー
エセレッジ:トム・ホランダー
オールコック:リチャードコイル
スティーヴン・ジェフリーズの舞台劇の映画化。 17世紀イギリスに実在した放蕩詩人で、二代目ロチェスター伯爵、ジョン・ウィルモットの、お酒と性に溺れ33歳の若さで亡くなるまでの半生を綴っています。
1975年ロチェスターは、国王に王妃の親族のための宴会で、詩を読めと命じられ、社会風刺を孕んだ挑発的で卑猥な詩を読んだため幽閉されます。
3ヵ月後に許され、妻エリザベス・マレットと共にロンドンで過ごす事になったのですが、またもや悪友たちとお酒を飲み卑猥な話をし、芝居小屋に通い、セックス三昧の毎日。
ある日、芝居で観客のブーイングを受ける新顔の女優エリザベス・バリーに才能を感じ、彼女に芝居の指導をしたいと申し入れます。
様々な悪い噂を知るエリザベス・バリーは警戒して受け入れようとしませんが、ジョンの熱意に押されて指導を受けるようになり、次第に愛し合うようになるのでした。
彼女をロンドンを沸かせる大女優へと変身させたジョンは、国王からフランス大使をもてなす大切な歓迎の一つとして、新たな芝居を書き上げるようにと命じられるのですが、またまた挑発的で卑猥な作品を書いてしまい、追放されてしまいます。
天才だと言われながら、奔放な生活から梅毒に罹り、医者を装いイカサマの薬草を売るなどで生活費を稼ぎ、愛人にも娼婦にも捨てられ、顔が崩れ妻のもとに戻り、病床で今までの生き方を後悔し、生涯を潰えるのでした。
ジョン・ウィルモットという人物を全然知らなかったので、そんな詩人がいたのかと、興味深く観賞しました。
この映画では、優しく面倒を見てくれるお気に入りの娼婦がいても、唯一愛したのはエリザベス・バリーという女優。
若い頃に多額の遺産を引き継いだ富豪の娘エリザベス・マレットを誘拐し、略奪結婚したのに、その妻には手紙で愛を囁きながら実際に会うと暴言を吐き意地悪し苦しめる。
才能があるからなのか?卑猥で衝撃的な作品を書いてしまうなど、なんだかよく解らない人のようですが、チャールズ二世のセリフに、「ジョンの父親が自分を守ってくれたからジョンを守る」みたいなことを言っていたことや、最後にジョンが病身を奮い立たせて演説をし、チャールズ二世を窮地から救ったりなどを見ると、この二人の関係もこのジョン・ウィルモットの生き方に影響があったのかもしれないと感じました。 なので、そこをもう少し知りたい(描いて欲しかった)ような気がしました。
それと、最後に自身の生き方を後悔しているように描かれていましたが、これだけ破天荒に生きることができたのだから、後悔などせず天晴れに死んで欲しかったな~と思いました。
観ている途中で<クイルズ>を思い出しましたが、<クイルズ>の方が分かり易かったです。
この記事へのコメント
私の周りにもファンが多いようですよ。 私も友人が好きだというので、うつってしまったようです。
ジョニデは魅力的で彼のほれ込んだ脚本を
少しでも理解したかったのですけどね~。
自分の才能も、若さも、美も、世界に存在する美しいものも、
全てスポイルしダメにしてしまった結果・・
こういうのって、教訓として描かれるとつまらない作品になってしまうんですが、そのギリギリの線が上手く描かれていたように思えます。
痛々しい物語でしたが、私は最後に後悔する、というのは嫌いじゃなかったかなあ、なんて思います・・。