<ロゼッタ> 

1999年 ベルギー・フランス 95分
原題 Rosetta
監督 ジャン=ピエール・ダルデンヌ  リュック・ダルデンヌ
脚本 ジャン=ピエール・ダルデンヌ  リュック・ダルデンヌ
撮影 アラン・マルクーン
出演 ロゼッタ:エミリー・デュケンヌ
   リケ:ファブリツィオ・ロンギオーヌ
   母:アンヌ・イェルノー
   社長:オリヴィエ・グルメ

ロゼッタは、キャンプ場のトレーラーハウスで、アルコール中毒ですぐに男性を連れ込むという生き方をしている母と二人で暮らしています。
工場で働いていたのに突然解雇されたロゼッタは、あちこち職を探し回りますがうまくいかず、古着を売りに行きますが思うような金額では売れず、ますます生活が苦しくなります。
そんな彼女にいつも立ち寄っているワッフルスタンドの店員リケが声をかけ、何かと親切にしてくれます。
ワッフルスタンドの仕事に空きができたと知らせに来てくれたリケに、トレーラーハウスに住んでいたことを知られてしまったので殴りかかります。 リケの紹介で働き始めたワッフルスタンドも、社長の息子が手伝い始めたことでたった3日で解雇され、また仕事を失ってしまいます。 そして職探し。 
リケは自分のワッフルを社長に内緒で売っているので、そのワッフルを売ったらその売り上げを全部ロゼッタに上げるから手伝わないかと言うのですが、安定した仕事を得たいロゼッタは、仕事を得たいばかりに社長にリケが誤魔化していることを告げ口してしまいます。
リケはクビになり、ロゼッタはその仕事を引き継ぎます。 しかし家に戻ったロゼッタは、酒に溺れ眠り込んでいる母親を見て社長に仕事を辞めると電話するのでした。 仕事をクビになったリケは、ロゼッタをバイクで追い回します。
ロゼッタがその場に泣き崩れると、リケは抱き起こすのでした。

苦しい生活にめげず、一生懸命に暮らす少女。 キャンプ場の沼で違法の魚釣りをして食べ物を獲たり、いろいろ生きるための知恵があってしっかりしているのに、何もかもうまくいかないという絶望的な生活です。
いつもお腹にドライヤーを当てているようですが、体調が悪いのかもしれません。
日々の生活に疲れ、笑顔を失い無表情。 人との接し方がわからないのか欲しいものだけは執拗に要求するし、人の親切に感謝できなくなるなど、どんなに絶望的な生活なのかが突きつけられているようで、見ていて辛かったです。
リケがロゼッタの変わりに魚の仕掛けを探そうとして沼に落ちた時も、しばらく助けようとしなかった時間がなんともいえない哀しさを感じます。
ロゼッタにかなり近づいて撮影しているので、生々しさを感じさせ、緊迫感のある作品になったのだと思います。
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  • ある子供&イゴールの約束&ロゼッタ

    Excerpt: ベルギー映画監督のダルデンヌ兄弟特集、カンヌ国際映画祭で高い評価を得た不思議な感覚の映画だよね、・・かたくなだけど、リアルに必死に生きていく・・ 映画『ロゼッタ(1999)』 原題:Roset.. Weblog: 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~ racked: 2006-12-13 01:57