<カマキリな女> 

2003年 メキシコ・スペイン 109分
原題 Lucia, Lucia(La Hija del Canibal)
監督 アントニオ・セラーノ
脚本 アントニオ・セラーノ
撮影 シャビエル・ペレス・グロベット
音楽 ナチョ・マストレッタ
出演 ルシア:セシリア・ロス
   フェリックス:カルロス・アルバレス=ノボア
   アドリアン:クノ・ベッカー
   アンパロ・ガラルド(ルシアの母):マルガリータ・イサベル
   ウェネル氏:マリオ・イバン・マルティネス
   ラモン:ホセ・エリアス・モレノ

新年をブラジルで過ごそうと計画した夫婦。 しかし夫のラモンがメキシコの空港でトイレに行ったまま行方不明に。
事件に巻き込まれたのかと心配し奔走する妻ルシア。 全く手掛かりがつかめぬまま呆然としていると、誘拐犯から身代金の要求。 そんなお金ないと思っていると、叔母さんの遺産が貸し金庫に預けてあるのだとか…。 実際には夫は公金横領をしていたようで…。
同じアパートに住む老人フェリックスと、マサトラ出身のミュージシャン志望の青年アドリアンが、ルシアを心配して一緒に共同生活を始めるようになり、この二人と共に事件を紐解いていきます。

スペイン出身のロサ・モンテロのベストセラー小説の映画化なのだといいますが、何か良く分からない内容でした。
題名の意味も分からなかったし…、カマキリなんていうので官能的な作品なのかと思っていたのですが、ウ~ンです。
夫を捜すサスペンスと若い男性とのロマンスを描くのとのバランスがイマイチのような気がします。
たぶんこの監督はサスペンスや若い男性との交際を味付けに、ルシアにこれまでの人生を考えさせ、今後を見つめさせるドラマにしたかったのだとは思いますが、わたしとしてはフェリックスがステキだったので、サスペンスに力を入れて欲しかったです。 どちらかを主体にした方がルシアの再生というテーマを絞り易くしたのではと思うのです。

財務省の勤めているラモンが、ワーカープライドという毛沢東主義者の団体に強要され、2億ペソ横領していたとか、フェリックスがフランコと理想のために戦って人を殺しメキシコに逃亡した過去や、その当時闇市でダイヤの密輸をしていた友人ウェナーを訪ねてワーカープライドについて聴くなど結構面白かったので、もっと詳しく踏み込むとより楽しめると思いました。

苦労の末、夫に会って夫を愛していないことに気付いたルシア。 
夫はすぐに去ってしまうし、フェリックスはブラジルに帰ってしまうし、アドリアンとも別れるし、又元のように小説を執筆することになるルシア。
可愛らしいワンちゃんが殺されたのはショックだし(表情があどけなくてキュートだったのに)、今度はニワトリと暮らすんですか~? こんな終わり方つまらないな~。 
物語や映像など独特の雰囲気を感じますが、構成の緻密さに欠けるように思いました。
C C

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    Excerpt: 原題:Lucia, Lucia(La Hija del Canibal) 官能サスペンスというほどには官能でもサスペンスでもないのだが、カマキリな女というほど男を食っちゃうわけでもないのだが、隣人と.. Weblog: 茸茶の想い ∞ ~祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり~ racked: 2006-10-08 01:14