<パッチギ!> 

2005年 日本 120分
監督 井筒和幸
脚本 井筒和幸  羽原大介
撮影 山本英夫
音楽 加藤和彦
出演 松山康介:塩谷瞬
   リ・アンソン:高岡蒼甫
   リ・キョンジャ:沢尻エリカ
   桃子:楊原京子
   チェドキ:尾上寛之
   チョン・ガンジャ:真木よう子
   坂崎:オダギリジョー
   布川先生:光石研

1968年の京都を舞台に、日本の高校生と在日朝鮮人の高校生たちの喧嘩や恋と友情を描いた青春ドラマ。
府立東高校の生徒と朝鮮高校の生徒が仲違いして事件を起こした後、府川先生は松山とノリオに、サッカーの親善試合を申し入れる役目を命じます。
朝鮮高校に行った康介は、音楽室でフルートを吹いているキョンジャに一目惚れ。
彼女の兄アンソンは、腕っ節が強くて喧嘩では後に引かない朝鮮高校のボスなのですが、キョンジャと親しくなりたさに彼女たちが音楽室で演奏していた「イムジン河」を必死になってギターで練習するのでした。

はじめは暴力の凄まじさに見るのを止めようとさえ思いました(本当に怖かったです)が、ガマンしながら観ていくと、この映画は康介を中心にした友情と、康介とキョンジャの純愛、アンソンと桃子の恋の行方を「イムジン河」を背景にして描いた青春ドラマで、決して暴力が主体のものではないと解っていきます。

「イムジン河」って素敵な曲でしたが、パクという人が作詞した朝鮮の歌で京都の人が訳したのだとか…、北と南に別れた国がいつか一つにならないかという歌なのだそうです。
ザ・フォーク・クルセイダーズが「イムジン河」を歌っていたけど、発売禁止になったことなどこの映画を観るまで知りませんでした。

印象に残ったのは、息子を殺された朝鮮人の母親とお爺ちゃん、「生駒トンネルを掘ったのは誰だか知ってるか? 国会議事堂の大理石は何処から持ってきて誰が積み上げたのか。」とか、「どうやって無理矢理国から連れてこられ不自由な足になったか」などの悲痛な叫びでした。
それとイムジン河の歌みたいに対岸でフルートを吹くキョンジャのもとに康介が泳いで渡ると、キョンジャが「このまま付き合って結婚するとしたら、朝鮮人になれる?」って聞いた言葉です。

康介が、ラジオの勝ち抜きフォーク合戦で「イムジン河」を歌っている間に桃子の出産や喧嘩などを同時に描いてクライマックス。 最後はハッピーエンドで良かったです。
オダギリジョーさんはとぼけた感じで面白い! 光石研さんも変で楽しかったです。
「あの素晴らしい愛をもう一度」とか、「悲しくてやりきれない」など、懐かしい曲が聴けます。
B B

<パッチギ!LOVE & PEACE>


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この記事へのコメント

2006年04月20日 14:45
TB致しました。
みのりさんにとって601番目の映画記事は僕の600番目でした。惜しいっ!
「イムジン河」は発売禁止、放送禁止となりましたが、当時十代未満だった僕はその頃から意味も知らずによく歌っていました。洋楽では「ヘイ・ジュード」が大ヒットしていた頃です。ああ、懐かしい!
オックスの失神騒動も有名な逸話で、懐かしい。
みのり
2006年04月21日 00:28
10歳になっていないのに歌っていたとは早熟ですね。
この頃は自分のことで精一杯で、あまりフォークソングには興味なくて…、でも「ヘイ・ジュード」は懐かしいです。
猫姫少佐現品限り
2006年04月21日 02:19
こんばんは!TBありがとうございました!
蒙古の映画、大好きなんで、3個セットでおかえししました。
またお暇なときに、覗いてくださいね。
猫姫少佐現品限り
2006年04月21日 02:20
ごめんなさい、、はずかし~、、
蒙古じゃないんです、「もうこの」なんです、、
ごめんなさいでした。
ゆきえ
2006年04月23日 22:43
TBありがとうございました。
わたしもTBさせていただきました。

とてもインパクトが強かったですけど
心に響くいい映画でしたね。

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