<危険な年> 

1983年 オーストラリア 116分
原題 The Year of Living Dangerously
監督 ピーター・ウェアー
原作 クリストファー・J・コッチ
脚本 デイヴィッド・ウィリアムソン  ピーター・ウェアー
   クリストファー・J・コッチ
撮影 ラッセル・ボイド
音楽 モーリス・ジャール
美術 ハーバート・ピンター
編集 ビル・アンダーソン
出演 ビリー・クワン:リンダ・ハント
   ガイ・ハミルトン:メル・ギブソン
   ジリアン・ブライアント(ジル):シガニー・ウィーヴァー
   ピート・カーティス:マイケル・マーフィー
   オサリヴァン:ノエル・フェリヤー
   ヘンダーソン大佐:ビル・カー
   ケヴィン・コンドン:ポール・ソンキラ
   ウォーリー:ノエル・フェリヤー

1965年スカルノ政権末期のインドネシアのジャカルタ。
独立宣言後20年経っても国民は貧しく、共和党(PKI)が台頭してきてスカルノの独裁政権が脅かされている頃、ガイ・ハミルトンはシドニーから海外特派員としてやって来ます。
ガイはカメラマンのビリー・クワンに、ワシントンポスト紙のカーティス、ヘラルド紙のウォーリーにひき会わされます。
その後ビリーは、ガイに共和党のリーダーとのインタビューをさせ、ガイはスクープに成功、しかし仲間の外国人記者たちには冷ややかな眼で見られるのでした。

オアシスホテルでビリーは、ガイに英国大使館のヘンダーソンや秘書のジルにも引き合わしますが、ガイは二週間後にロンドンに帰るというジルに惹かれ、逢瀬を重ねるようになります。
ある日ジルは大使館で“共産党に武器を供給する船が来る”という極秘事項を読み、共和党はイスラム教と組むだろうから、ガイの身に危険が迫ると思い、彼に国内を出て欲しいばかりに、極秘事項を知らせてしまいます。
情報源がジルと知ってジルの身に危険が及ぶとビリーは止めますが、それを押し切って、逆に取材しようとするガイでした。

反体制側のデモ隊、ジャカルタの運河沿いに住むビリーの養女イヴたち、ハミルトンの運転手クマールと妻がPKIであることなど、運河の水を飲んだり水浴びをしてはいけないと言っても昔からのやり方を止めない人々、様々な事柄が描かれていきます。

イヴの子供が病で亡くなり、遂に絶望したビリーは、スカルノを批判した垂れ幕を窓からかざそうとすると、ビリーは官憲に殺されてしまうのでした。
軍が大統領府を占拠し、外出禁止令が出されますが、ガイは大統領邸に行き、暴力を受けて網膜剥離に…、そんな彼を、クマールは検問を抜けてジルの待つ空港へと送って行き、ガイはジルと同じ便で国外に出て行くことが出来るのでした。

右翼と左翼の対立するスカルノ政権の末期を舞台に、取材活動や恋、友情を、臨場感を感じさせスリリングに綴っています。カメラマンのビリー・クアンを演じたリンダ・ハントは、物語の進行役としてだけでなく、雰囲気や存在感があり、とても良かったです。
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