<オールド・ボーイ[R-15指定]> 

2003年 韓国 121分
監督 パク・チャヌク
製作 キム・ドンジュ
脚本 パク・チャヌク  ワン・ジュヨン
   イム・ジュンヒュン
撮影 チョン・ジョンフン
音楽 イ・ジス  チェ・スンヨン
   シム・ヒョンジュン
出演 オ・デス:チェ・ミンシク
   イ・ウジン:ユ・ジテ
   ミド:カン・ヘジョン
   ジュファン:チ・デハン
   パク:オ・ダルス
   ハン:キム・ビョンオク
   ヒョンジャ:イ・スンシン

<復讐者に憐れみを> <オールド・ボーイ> <親切なクムジャさん>と続くパク・チャヌク監督の《復讐三部作》の二作目です。
泥酔した所を拉致されたまま15年もの間、小さな部屋に監禁されたオ・デスは、突然解放されます。
街をブラブラしていると、知らない男からお財布と携帯を渡されます。
お財布の中身を見て、目の前の日本料理店に入り、生きている蛸を食べ終った頃、携帯に監禁していた男から電話がかかり、会話の後、気絶します。
板前の女性ミドがオ・デスを助け、自分の部屋で手当てしてくれました。
オ・デスはミドの助けを借りて、自分を15年間も拉致監禁した相手への復讐に燃えます。

映画を見ていて劇画をイメージしたのですが、この作品は日本の同名劇画の映画化なのだそうです。
第57回カンヌ国際映画祭で、審査委員長クエンティン・タランティーノから激賞を受けたということですが、バイオレンス描写が過激なこと、少々お笑い掛かっている事など、タランティーノ監督とどこか共通したものがあるように思いました。
似ていないのは、怨の精神、これは韓国・中国などに共通する独自の感覚なのだと思います。

でもこの作品、はじめはオ・デスの復讐と思っていたら、イ・ウジンの復讐劇だったのですね。
ちょっと逆恨みのようにも思えるので、最後に謝り倒す姿には納得し兼ねます。
反省して、謝るべきことは謝らなければいけませんが、もっとオ・デスはイ・ウジジンに対して発言すべきことがあったはず、私なら絶対引き下がりたくありません。
催眠状態で暗示を懸け、覚醒状態で行動させるなんて酷いと思いませんか?
作品の良し悪しより、非情さに驚くと共に、そんな風にしか生きることが出来なかったことに、憐れさを感じました。
C C

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この記事へのコメント

きのこスパ
2006年01月10日 11:41
謹賀新年、
明けましておめでとうございます。
それから、マイブログへの
トラバ&コメント、サンキューです。
こちらからもTBエコーを試みたのですが、
システム上の問題なのか、ブログの相性の問題か、
何度やってもハジかれてしまいます。
そこで、もうひとつのブログ(ココログ)から
TBさせてもらいました。
本年もよろしくお願いします。

さて、『オールド・ボーイ』について。
非常に評価の高い作品ですが、
ボクもここ記事にあるように、
復讐の理由付けがやや弱いかなと感じました。
それから、必要以上にグロに描いてしまって
そこはマイナスポイントかな。
ただ、コミカルとバイオレンスを織り交ぜた、
緩急自在の演出力はさすがだと思いました。

それでは
2006年01月20日 17:58
 はじめまして、そしてTBありがとうございました。作品としてはまあまあで、強いて言えば、タランティーノ監督が韓国の同志を見つけたような感じでしょうか。
 韓国特有の感覚が全篇を覆いつくしますが、それらを映画というメディアを観ることによって、少しでもお互いの考え方や文化を理解できれば、素晴らしいことですね。ではまた。

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