<伽や子のために> 

1984年 劇団ひまわり映画製作事務所制作 小栗康平監督 117分 
出演:イム・サンジュン:呉昇一
   松本伽や子:南果歩
   ウィポジ(松本秋男):浜村純
   松本トシ:園佳也子
   列車の男:殿山泰司
   サンジュンの父:加藤武
   サンジュンの母:左時枝
   サンジュンの兄:川谷拓三
 
李恢成の自伝的作品で、同名小説は芥川賞受賞作。 
1957年の夏、イム・サンジュンは北海道の森駅を降りる。 
樺太から引き上げてきて十数年、久しぶりに、父の親友のウィボジ(日本名・松本秋雄)を訪ねるためだった。 
ウィボジは、日本人の妻トシと高校生の伽や(人偏に耶という字)子と暮らしていた。 
高校生の伽や子は、本名は美和子で、戦後の混乱時に日本人の両親に捨てられ、ウィボジ夫妻が育てていた。 伽や子の名前は、朝鮮の琴、カヤグムからとって名付けられたのだという。 
翌年、再び北海道を訪ねてから、サンジュンは伽や子と心を通わせるようになり、伽や子の養父母には内緒で手紙のやり取りをしていた。 
或る日、伽や子は手紙のことが養父母に知れ、家出をする。 
サンジュンは伽や子を探し、奔走。 やっと見つけたサンジュンは、伽や子と東京で一緒に暮らし始める…。 東京で暮らしていることを知った伽や子の養父母はせめてサンジュンが社会人になるまではと、北海道に連れ帰る。 そして10年の歳月が流れ…。 

貧しさを嘆くウィボジと、朝鮮人と結婚したことを後悔しているトシとの間で悩む伽や子。 
サンジュンもまた、父母兄と、密航船で日本に渡って以来、解放後も日本に留まったが、在日朝鮮人として、様々な悩みを抱え生きていた。 

樺太での生活や朝鮮民族の伝統的な歌や踊りなど、ステキだなーと思ったが、頑張っても頑張っても生活が楽にはならないという苦しみを実態としては分かっても、本当の意味で理解するのは、今の私たちには難しいような気がしました。 
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