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<<   作成日時 : 2007/05/26 01:55   >>

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2005年 アメリカ 165分
原題 Munich
監督 スティーヴン・スピルバーグ
原作 ジョージ・ジョナス
脚本 トニー・クシュナー  エリック・ロス
撮影 ヤヌス・カミンスキー
音楽 ジョン・ウィリアムズ
出演 アヴナー:エリック・バナ
   スティーヴ:ダニエル・クレイグ
   カール:キアラン・ハインズ
   ロバート:マチュー・カソヴィッツ
   ハンス:ハンス・ツィシュラー
   エフライム:ジェフリー・ラッシュ
   ダフナ:アイェレット・ゾラー  
   ルイ:マチュー・アマルリック
   
1972年ミュンヘンオリンピック開催中にイスラエル選手団を襲撃し、11人を殺害したパレスチナ・ゲリラへの報復として、イスラエル政府は事件の首謀者に報復しようと閣議決定。
秘密諜報機関モサドから優秀な人材を選び出し、モサドからは切り離した形でテロの犠牲者と同じ人数11人の暗殺を計画するのでした。 この時密命を受けた5人、アヴナーをリーダーに、車に詳しいスティーヴ、事後処理担当のカール、爆弾に精通するロバート、文書偽造の専門家ハンスたちの任務を遂行していく姿と苛酷な運命を綴ったドラマです。

はじめは祖国のためと思いながらも、密命とはいえ人を殺すのを躊躇っていたのに、殺し続けるうちに慣れてしまったり、空しくなってきたり、巻き添えを出してしまったことから自分たちの行動に疑問を持ったり…。
暗殺部隊の元メンバーの告白を基にしたノンフィクションが原作ということもあり、胸を締め付けられるような展開です。

世界中に点在するターゲットを自分たちで探し出し暗殺せよという命令ですが、情報提供者のルイ(フランスの組織の人らしい)に仲間たちは、敵なのか、モサドの指令を受け、アヴナーに情報を流しているのかと不審を抱き始めます。 
ルイは情報を売るのが仕事なので、アヴナーたちの動きをも敵側に売ってもいるようなのです。
カールがオランダ人の女性暗殺者に殺され、オランダに追いかけて行きその女性を殺してからは、それぞれの意識が大きく変わっていきます。
仲間が次々に不審死し、アヴナーは自分の家族も巻き添えにされるのではと、焦燥していきます。

いくら愛国心があるとしても、自分や家族のことのようにテロリストに殺された人の無念さを身近に感じているというのは、ちょっとわたしには解り難かったです。 
劇中アヴナーの父が元モサドの工作員で、イスラエルの名だたる英雄と言っていましたが、その父を回想の中にでも登場させてくれると、アヴナーの生き方が理解できるのではと思いました。

キアラン・ハインズ、マチュー・カソヴィッツ、ジェフリー・ラッシュなど、個性的で良い雰囲気を出していました。
アヴナーが、訪ねてきたモサドのエフライムを食事に招くとエフライムは断りました。 アヴナーがこんな人の命令で動いていたのかと思うと寂しくなります。
最後に、さりげなくワールドトレードセンターの聳えるNYの風景を写しだし、この映画の真のテーマを掲げています。
最後までざらついた画面で緊迫した雰囲気を保ち続けますが、豊かな色彩のルイの連れて行ったパパ(組織のボス)のいた所を不思議な空間に見せ、他の場面と対比させているのも印象的でした。

この映画の後、<ミュンヘン 真実の暗殺者>というドキュメンタリー風のインタビュー番組が放映されましたが、こちらの方は当時の関係者や家族のインタビューが、当時の様子を突きつけられたような感じを受け、見応えがありました。
<ミュンヘン>でPLOの幹部とターゲットにした時、モサドの人が女装をしてましたが、実際にあったというのを知り驚きました。 後のイスラエルの首相になるエフド・バラクも、当時イスラエルの特殊部隊の指揮官で、この時女装した中のひとりだったようです。
でも<ミュンヘン 真実の暗殺者>というのを見た限りでは<ミュンヘン>という映画は原作を基にはしていても大きく変化させたフィクションだと感じました。
モサドの精鋭部隊がモサドとして実行したことのようだし、暗殺後は走ったりせずゆっくりと立ち去るようですヨ。

<ブラック・セプテンバー/五輪テロの真実>

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
オカピーさんも「ミュンヘン」アップしてましたよ。
ご覧になりました?
トム(Tom5k)
2007/05/26 01:58
こっちにも、こんな記事がありましたよ。
  ↓
http://blog.livedoor.jp/vivajiji/archives/50569167.html#comments
トム(Tom5k)
2007/05/26 02:10
みのりさん、拙宅へTB&コメントありがとうございました。
わぁ〜〜〜、たっくさん観ていらっしゃるんですね〜〜。^^
すばらしいわ〜♪
どうぞこれからも素敵なレビュー、お続け下さいませ。
「ミュンヘン」マイ拙記事、TBさせていただきました。

追記。
みのりさんチのこの場をお借りして、トムさんへお礼のコメント、
残させていただきます。

<トムさん、つたない私の記事をご紹介下さって本当にありがとうございます。>

viva jiji
2007/05/26 08:55
トムさん、いろいろ紹介してくださりありがとうございます。

viva jijiさん、こちらこそ楽しい記事をありがとうございます。
これからも時々お邪魔させていただきたいと思います。 
みのり
2007/05/26 09:46
かなり忠実に作っているとはいえ、
やはり演出が入りますものね〜。
フィクションになりますよね。
miyu
2008/07/04 00:22
miyuさんの記事を読んで驚いたのですが、3ヵ月で作ったなんて信じられないほど完成度が高い作品でしたね。 フィクションにしても、かなり衝撃を感じる作品でした。
みのり
2008/07/05 14:01

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