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1973年 松竹大船 88分 監督 渡辺祐介 脚本 渡辺祐介 安倍徹郎 撮影 小杉正雄 音楽 鏑木創 出演 藤枝梅安:田宮二郎 西村左内:高橋幸治 お吉:野際陽子 御座松の孫八:川地民夫 音羽屋半右衛門:山村聰 峯山又十郎:室田日出男 岬の千蔵:津坂匡章 徳次郎:浜田寅彦 表向きに処理できない悪人を、法に代わって葬ってくれる闇の仕掛人の活躍を描く池波正太郎原作の小説の映画化。 腕の良い鍼医者の藤枝梅安は、人足御用達をしている仕掛人の元締め音羽屋の下で、裏家業では仕掛けの仕事をしていた。 前金25両で日本橋蝋燭問屋、辻屋文吉の後添いのお照を始末した。 お照は盗人駿府の音蔵の娘で、老い先短い辻屋の後添いとして入り込み、文吉亡き後は身代を乗っ取ろうとしていて、それを知った文吉の依頼での仕掛けだったが、この殺しを元音蔵の手下の孫八が見ていた。 梅安は殺しの助っ人をしている徳次郎と甲州の温泉に療養に行くが、その旅先で徳次郎が孫八に殺されてしまう。 一方西村左内は、研師をしていたが、喧嘩仲裁の腕を買われて八丁堀同心峯山又十郎から、与力、組頭への手土産として三十両出せば、町方同心に推挙すると声を掛けられ、仲間の梅安に相談。 妻と子供の行く末を案じ、心が揺れていたのです。 しかし、又十郎はゆすりたかりの常習犯、上の界隈を取り仕切っている香具師元締め三の松の平十からお金を巻き上げる悪徳同心で、三の松の平十の片腕、孫八とも関係していることが次第に判明していきます。 平十の妾で置屋を任されていたお吉は、孫八とつるんでいて、平十を薬殺し身代を乗っ取ることを企んでいました。 病弱な平十は、度重なるゆすりに耐えられず、又十郎の殺しを音羽屋に依頼して息を引き取ります。 平十が亡くなると、平十の弟分の聖天の大五郎から、あらためて又十郎殺しと、お吉の仕掛の依頼がありました。 音羽屋は、又十郎を左内に、お吉の仕掛を梅安に命じ見事仕留めますが、その後平十の息子為吉が平十の縄張りを継ぐため、聖天の大五郎のところに挨拶に行くと、聖天の大五郎に殺されます。 行方の分からなくなった為吉に代わり平十の跡目を継ぐことになった聖天の大五郎の祝の席に音羽屋が現れ、白扇の柄から抜き出した刀で大五郎を仕留めるのでした。 幼い時に別れた妹をそうと知らずに仕掛けなければならない運命が、悲しいです。 田宮二郎の梅安は、TVシリーズの緒形拳とは違った味わいで良かったですが、高橋幸治のニヒルな感じや、直ぐ殺されてしまいましたが、浜田寅彦が印象的でした。 懐かしい言葉三つ ・敵討ちみたいに煮込んじゃって ・弱ったな〜、弱った魚は目でわかる ・見上げたもんだよ屋根屋のふんどし B A |
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