|
1961年 東宝 108分 監督: 成瀬巳喜男 製作: 藤本真澄 菅英久 脚本: 井手俊郎 松山善三 撮影: 安本淳 音楽: 斎藤一郎 美術: 中古智 録音: 藤好昌生 スクリプター: 山崎淳 出演 河野圭次郎(建築家、大学講師):森雅之 河野綾子(圭次郎の妻):淡島千景 西垣三保(バーのマダム、圭次郎の愛人):高峰秀子 河野弘子(大学生の娘):星由里子 河野進(小学生の息子):大沢健三郎 西垣志野(三保の母):飯田蝶子 古谷淑子(綾子の妹、未亡人):中北千枝子 古谷高志(淑子の息子):坂下文夫 南さん(店の常連客):仲代達矢 木村先生(小説家):中村伸郎 その他:水野久美 賀原夏子 十朱久雄 淡路恵子 河野夫妻は結婚二十四年、大学に入学した弘子と中学生の進と四人で幸せに暮らしているかのようですが、河野には17〜8年付き合っている愛人の三保がいました。 三保は、銀座のバー《カトリーヌ》のマダム、ある日三保は河野に誘われ伊豆に旅行に行くと、旅館の隣の部屋に河野が大学で教えている学生達が泊まっていました。 顔を見られてしまって、うろたえる河野を見た三保は、今までの年月を考えると河野の態度を残念に思いました。 東京に戻ってからもそのことが頭から離れず…それからもいろいろあって、三保は河野と別れようと決心しますが、綾子名義のバーに毎月の売り上げの中から、十万円の使用料を払っていたこともあるので、河野にお店か手切れ金300万が欲しいと言います。 河野に言っても受け入れてもらえず、埒が明かないので綾子に話すと「被害者は私の方。 銀座の店は新しく作る新宿の店の抵当に入っているから、50万位しかお金を出せない。」と撥ね付けられてしまいます。 常連客の南さんに相談すると、調べてくれ、「相場は分割で20万らしい。」との答え。 今度は自分が産んだ子供達(弘子と進)を返してくれと言い出す三保。 この物語は実際に家庭裁判所で審理された事例をヒントに描いているのだと言いますが、かなりドロドロした情念を感じさせます。 どちらの女性も気の毒で、言い分は尤もと思いますし…、河野という男性は困った人です。 それにしても、三保が参加した二号さん同士の旅行の様子を見ると、ちょっと怖いように思いました。 あんな世界ってあったのかなー。 それと、自分達が銀座のおばさんの子供と知ってからの子供達の態度は、ちょっと出来が悪すぎるのではと思い、違和感があったのですが…あんなものなのでしょうか? 最後に愛人の三保が「四十にもなった女が、ジタバタして五十万。」、妻の綾子が「私が別れるべきなのかも…。」と言ったのには、無常感や本当の幸せとは何かと考えさせられます。 中北千枝子さんの未亡人が、職業婦人っぽくステキだったのと、飯田蝶子さんは元芸者さんの感じが出ていて良かったと思いました。 B B |
| << 前記事(2005/10/16) | トップへ | 後記事(2005/10/17)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|
| << 前記事(2005/10/16) | トップへ | 後記事(2005/10/17)>> |