|
<丹下左膳餘話 百萬両の壷> <丹下左膳 百万両の壷> <丹下左膳 飛燕居合斬り> <丹下左膳餘話 百萬両の壷> 1935年 日活京都 山中貞雄監督 92分 出演:大河内傳次郎(丹下左膳) 喜代三(お藤) 宗春太郎(ちょび安) 沢村国太郎(柳生源三郎) 1909年京都府生まれ、日中戦争で応召され、38年に29歳で戦病死したという夭折の天才監督といわれる山中貞雄の作品。 はじまりはいつも同じ、日光東照宮の改修資金に苦労するところから。 江戸の道場に婿養子に入った源三郎が、結納に持っていった柳生家に代々伝わる、お家十代の宝、こけ猿の壷に、百萬両の在り処を示す秘密が隠されていると知った源三郎の兄は弟に、「いらないなら譲り受けたい。」と申し入れるが、目障りだからとすでに10文で道具屋に売ってしまっていた。 道具屋もその壷を隣に住む少年ちょび安の金魚入れに譲っていて、そのちょび安は、ひょんなことから、お藤とお藤の店の居候、丹下左膳の世話になっていた…。 ユーモラスでのんびりした味わい。 一両もらえるからと、江戸の人々が壷を持って柳生家の前に次々に押しかけるのも楽しいし、人情味あふれる人との繋がり、そして役者さんの仕草が面白くまた艶があって、昔は(祖父母の年頃の人たちには)こんな人いたなーと、何度見ても(たぶん10回くらいは見たと思います)楽しく、懐かしく感じます。 B B <丹下左膳 百万両の壷> 2004年 津田豊滋監督 120分 山中貞雄監督の<丹下左膳餘話 百萬両の壷>のリメイク。 出演:豊川悦司(丹下左膳) 和久井映見(お藤) 野村宏伸(柳生源三郎) 麻生久美子(萩乃) 金田明夫(対馬守) セリフなど<丹下左膳餘話 百萬両の壷>と良く似ている。 ちょび安がヤス坊になって、二八蕎麦のお爺さんの孫でお守り袋から、柳生の殿様が侍女に生ませた子だったりと最後だけ異なる。 左膳のミエの張り方がさまにならないし、お藤は美人だが、色気や風情に欠ける。 主役の二人に味わいがないので楽しめない。 D E <丹下左膳 飛燕居合斬り> 1966年 東映京都 五社英雄監督 91分 原作:林不忘 音楽:津島利章 出演:萬屋錦之介(丹下左膳) 木村功(柳生源三郎) 淡路恵子(お藤) 河津清三郎(愚楽老人) 丹波哲郎(柳生対馬守) 大友柳太朗(大岡越前) 藤岡琢也(与吉) 穂高稔(吉宗) 将軍吉宗の側近愚楽老人が、柳生家を潰そうと、日光東照宮改修の命を下す。 また、相馬の藩士、丹下左馬之介は、命により親友の小次郎を斬ったが、左馬之介もまた、藩の隠密に命を狙われ、相思相愛の萩乃と別れ身を隠していた。 柳生家の藩主対馬守は、家の宝のこけ猿の壷百万両で、都合をつけようと弟の源三郎に、江戸に運ばせようとしていた。 それを知った愚楽老人は、これを奪おうと行列を襲い、またこの壷の秘密を知ったお藤と与吉も壷を狙って戦いに加わったが、この壷を手に入れたのは、主君に裏切られ浪人となった丹下左膳だった。 かくして壷は、左膳、柳生家、愚楽老人、お藤と与吉で争奪戦がはじまり…。 お藤が萩乃に嫉妬して壷を愚楽老人に渡したりなど、複雑化してくる。 決闘シーンが迫力あるといえばいいのかも知れないが、少々残酷。 C D 《こけ猿の壷》のものには、他に良く見られるものに ・三隅研次監督で、衣笠貞之助が脚本、大河内傳次郎が左膳を演じた、<丹下左膳 こけ猿の壷>(1954年) ・松田定次監督、阪東妻三郎(左膳)、淡島千景(お藤)の<丹下左膳>(1952年) ・同じく松田定次が監督をして、大友柳太郎(左膳)、大川橋蔵(柳生源三郎)、美空ひばり(萩乃)、長谷川裕見子(お藤)、東千代之介(吉宗)、月形龍之介(大岡越前)、大河内傳次郎(蒲生泰軒)と豪華な東映スコープ公開一周年記念映画の<丹下左膳>(1958年) ・そしてまた松田定次が監督をして、大友柳太郎(左膳)、長谷川裕見子(櫛巻のお藤)、多々良純(鼓の与吉)、山形勲(柳生対馬守)の<丹下左膳 濡れ燕一刀流>(1961年)がある。 マキノ雅弘監督のものは、名刀《乾雲坤龍》ものはよく見ますが、《こけ猿の壷》はあるのでしょうか? |
| << 前記事(2005/07/05) | トップへ | 後記事(2005/07/11)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
嵐寛寿郎も左膳を演じているそうです。一度見てみたいですね。ぼくはテレビで高橋幸治の丹下左膳を見ました。高橋左膳のニヒルな感じが気に入っていました。30年前のことです。 |
tombo 2005/07/10 07:45 |
嵐寛寿郎の左膳、わたしも見たいです。 高橋幸治の左膳は、美しかったですね。 三田和代さんのお藤もステキだったし…。 仲代達矢の左膳と松尾嘉代のお藤も好きでした。 |
みのり 2005/07/11 10:48 |
| << 前記事(2005/07/05) | トップへ | 後記事(2005/07/11)>> |